■ 楽曲解説
ラヴェル ツィガーヌ
ラヴェル(Joseph-Maurice Ravel)作曲: ツィガーヌ(Tzigane)
ツィガーヌとはフランス語でロマ(ジプシー)のことであり、フランスの大作曲家ラヴェルはこの曲をハンガリー出身の女性ヴァイオリニストに献げました。
ラヴェルはこれを難曲の代名詞になっているパガニーニの「24のカプリス」以上の難曲しようと考え、ハンガリーのロマ音楽を参考にして創り上げました。
冒頭から異様な緊張感を持つヴァイオリンソロがしばらく続き、ピアノが入ってからは徐々に曲は激高しクライマックスに向かっていく。
ここのところは彼の代表作の一つであるボレロを思い出させます。
この曲は、この曲だけの持つ異様な世界観が支配しており、クラシック音楽の中でも異色の名作として名高いものです。
石亀希美の演奏は荒削りながら骨太で、この難曲に一歩も引かず果敢に表現しています。
■ ダウンロード
楽曲のダウンロードは全て無料であり、料金が発生する事はありません。
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ラヴェル(Joseph-Maurice Ravel) ツィガーヌ(Tzigane) | ダウンロード |
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石亀 希実 Nozomi Ishigame:ヴァイオリン Violin
東京音楽大学器楽科卒業。
これまでにヴァイオリンを永江美景、浅井万水美、齋藤真知亜、海野義雄、
鈴木亜久里の各氏に、室内楽を齋藤真知亜、
苅田雅治、百武由紀の各氏に師事している。
現在、室内楽やオーケストラでの演奏活動の傍ら、
地元ジュニアオーケストラで後進の指導にもあたっている。
2004年レガシイヴァイオリンコンクール ソロ部門銀賞、
2005年同受賞者記念演奏会出演
2007年東京音楽大学コンクール弦楽器部門入賞。
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