■ 楽曲
■ アーティスト紹介
中村真理は現在、新進の多くのプレーヤー達に信頼されて、コンクール、オーディションはじめ、リサイタル、コンサートの伴奏者として、伴侶として、引っ張りだこのピアニストです。
彼女は両親共に音楽家で姉もヴァイオリニストです。
彼女が幼少の頃から、ピアノを弾くと言うことは「三度の飯と一緒で当たり前」だったそうです。
長じて最難関の芸大ピアノ科に進みますが、その頃は「こう弾かなければいけない」といった強迫観念の中で修行をしていたので、人前で弾くことが全く楽しくなかったようです。
ひょんなことから芸大で教鞭を執る白石光隆と出会い、大学院では彼に師事することになりました。
型にこだわらない師の演奏に対するアプローチを教わり、まるで国内にいながら留学をしている様な刺激的な日々を送り、大きな精神的飛躍をしました。
卒業後は持ち前の読譜の正確さ、音楽への没我的集中力が多くの人の支持を得て、多方面にわたって活動しています。
アンサンブルが基本的に大好きだそうですが、確かに他のプレーヤーに対する注意力、反応力は抜群で、もしスポーツ選手になっていたら第一級のアスリートになっていたに違いありません。
多くの人にまずは演奏会に来て欲しい、いいものと信頼して聴いて欲しい、そしてもし本当に良いと思えたら演奏会に何度でも足を運んで欲しいと願っているそうです。
これからソロを含めた活動が、いよいよ期待されるピアニストです。
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中村 真理 Mari Nakamura:ピアノ Piano
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学大学院修士課程修了。
これまでに小嶋素子、関孝弘、白石光隆の各氏に師事。
1999年 フィナーレ・リグレ国際音楽コンクール(伊)第3位(1位なし)。
2002年 さくらぴあ新人コンクール第1位さくらぴあ大賞受賞。
2003年 韓国へ招待され、日韓交流のジョイントリサイタルを行う。
2004・2008年 マルクノイキルヒェン国際コンクール(独)優秀伴奏者として特別賞を受賞。
日演連推薦新人演奏会、広島プロミシングコンサートの両演奏会に於いて広島交響楽団と共演。
2002年より浜松国際管楽器アカデミーにて公式伴奏者を務める。
現在、東京芸術大学管打楽器科伴奏助手。
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